2013/8/7

雑感

映画「うまれる」を見ました

「うまれる」という映画をご存じでしょうか?
http://www.umareru.jp/
2010年に制作され、現在も地域団体や病院などの主催で自主上映されている映画です。
前々から是非機会があれば見たいと思っていましたが、運良く近隣で上映会が開催されていたので見に行きました。

http://www.umareru.jp/

親からの虐待の経験から出産に戸惑う夫婦、
多くの子供が1歳以内でなくなる18トリソミーという病気の子供を育てる夫婦、
出産予定日に赤ちゃんの心臓が動かなくなってしまった夫婦、
産婦人科医の女医さんで、ご自身も不妊治療の末、子供をあきらめた夫婦。
4組の夫婦のお話です。
箇条書きにするとショッキングな言葉が続きますが、どの方のケースも決して特別ではない、という思いで見ていました。

下記、ネタバレ(というのかな。。)もございますので、ご了承ください。

冒頭、お腹の中にいた時の記憶がある小さい子供さんが、インタビューに答えます。
「胎内記憶」が、この映画のひとつのテーマであるようです。
中には「空から見ていたらお母さんが寂しそうだったから、お母さんの子供になった」なんて話す子がいて泣けてきます。。

実際のところ、胎内記憶が本当にあるものなのかは、私はわかりません。
娘にお腹の中にいた頃どうだった?と聞くと、「テレビ見ながらバナナ食べてたー」と笑っていました。うちは論外ですね・・・。

4組のご夫婦それぞれのエピソードがありますが、見る方の環境によって、より身近に感じるお話があるのではないでしょうか。
出産シーンでは、あの痛みを思い出し、心の中で応援し、「出てきた!産まれた!」とこちらも笑顔になってしまいました。

死産をされたお母さん、お父さんの悲しみは、とても深いものだったと思います。
それでも、既に亡くなった赤ちゃんを抱いて、微笑むご夫婦の写真が印象的でした。
きっと、あの赤ちゃんは、あのご夫婦の元に生まれて本当に幸せだったろうと思うのです。

流産や死産は、実際のところよく聞く話です。
特に流産は、妊娠の20%などと言われていますが、私の周りに限っては、確率はもっと高いように感じます。
結婚するまでは、知らなかった現実です。

赤ちゃんが、私を選んでくれた。あの子で良かった。きっと、戻ってくれる。きっと、空から見守ってくれる。
私を親にしてくれてありがとう。
そういう気持ちは、私も痛いほどわかります。

反面、女医さんのお話も、胸が痛くなりました。
不妊治療を長年受けながら、なかなか授からない。なのに、病院には、赤ちゃんをあきらめる手術を受ける女性がやってくる。
彼女たちを責めるつもりはないが、赤ちゃんが本当にお母さんを選んできてくれるというならば、なんで私の元に来てくれないの?と。
その気持ちもまた、同じく、痛いほどわかります。

映画を見た後、あの人達はどうされてるだろうか、と気になってしまいました。
「うまれる」のサイトのブログで、その後の様子を知りました。
http://www.umareru.jp/sonogo.html
18トリソミーの虎ちゃん、4歳になられたそうです。
母親に虐待された経験を持つお母さんのところにも、亡くなった椿ちゃんにも、妹ちゃんが生まれていました。

この映画の監督さんは男性で、インタビューではお母さん・お父さん共にスポットを当てられています。
様々な状況の中で、お父さんもどうやって乗り越えたのか、父親になったのかを、垣間見ることができました。

少し前に、女性手帳が話題になったことがありました。
未成年の子供達に、どういう形で妊娠・出産について伝えるのが一番ベストなのかはわかりませんが、このような映画も考えるきっかけとして良いのではと思いました。
女性だけじゃなく、気軽に色んな人が見れるように、DVD化されればいいなあと思います。

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