2016/1/11

おすすめ本

2015年12月に読んだ本

明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願い致します。
2015年12月に読んだ本をまとめます。

「福も来た」群ようこ

「福も来た」群ようこ ネタバレありです。 群さんの小説はあるあるだと思う。OLあるある、お一人様あるある、主婦あるある(の、話はあまりないけど)。 このお話は、パンとスープとネコ日和の続編で、いわばペットロスあるある、自営業あるあるのお話。 独身で子供がおらず、ペットを亡くされた方の悲しみはいかばかりか。そこまで?と思うほど毎晩泣いているけど、それ程に心の拠り所になってるんやなあ。 冒頭、母とネコのたろの写真にお供えする時に、ついたろから手を合わせてしまい、母に謝るという文章があって、なんとも群さんらしいなあ、と思った。うちの母は終末期に入り、その見舞いの道中に読んだものだから、なんだか複雑な気分だった。 また、ざっくり言うと、商売には波があり、試行錯誤をしてみながらも、本質はぶれないようにすれば大丈夫と自分に言い聞かせるような展開で、私も店ではないけど個人経営で、人には言わないけど葛藤もあって、まあ全く環境は違うけど、なんかわかる、的なお話であった。 表紙のイラストは、あずみ虫さん。かわいい。 #福も来た #パンとスープとネコ日和 #群ようこ #読書

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「デザインノート ロゴ&マークはやっぱり楽しい」

「ミッキーたくまし」西 加奈子

「ミッキーたくまし」西 加奈子 西さんが独身アラサーの頃の執筆。 自虐は、関西人の美徳であるように思う。 リアクションに困るようなえげつない自虐ではなく、あまり親しくない仲でも肩を叩いて笑えるような、センスよい、自虐。 かわいいね、きれいね、と言われて、にこやかにありがとうと返答する女子もたまに関西にもいてるけど。そういう人は別の意味で尊敬する。 特に妄想コンパと妄想少女漫画のくだりは、かなりくだらなくてサイコー。そして母からの手紙のくだりではホロっとする。笑って泣かせる松竹新喜劇的エッセイ集。 #西加奈子 #ミッキーたくまし #読書

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「すべて真夜中の恋人たち」川上未映子

「すべて真夜中の恋人たち」川上未映子 ネタバレありです。 主人公の冬子は34歳。フリーランスで校閲の仕事をしている。いつもひとり。自分から何かを選びとることを、避け逃げているような性格。この孤独は自分が選んだ結果なのか?三束さんに会い、初めての恋をする。 同じ年の聖は大手出版社に勤務しており、冬子に仕事を依頼する担当者。仕事の枠を超えて冬子と友人になる。綺麗な容姿で言いたいことはハッキリ言う性格で敵を作りやすい。男とは数人並行して会っているが、親密な関係を嫌う。 地元に住む同級生の典子は専業主婦。子供が生き甲斐だが、夫との関係は冷めている。お互いに不倫しており、お互いに察しているが、このままこの生活を続けるのか苦慮している。 三人は極端だ。でも全てではないけれど、部分的に自分にも思いあたることがある。どれも鈍く痛々しいところが。 女は30代になると、仕事や結婚、出産と、環境により生き方が多様化してくる。自分の人生は自分で選びとったものなのか、誰かの人生の引用なのかもわからないまま。我だけでなく、相手を理解出来ないことも増える。もっとこうしたらいいのに、というおせっかいなアドバイスや慰めが、時に相手を傷つける。 物語に自分の経験を重ねる。ではどうすればいいのか?結局は自己肯定が、また自分否定が、相手をも知ることが出来る解決策なのかもしれない。 恋愛小説やけど、中年女の生き方と友情の話でもあり、涙、涙、涙。 #川上未映子 #すべて真夜中の恋人たち #読書

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