万引き家族

2018/6/15

雑感

「万引き家族」を見ました

重い重い映画で、帰宅後もずっと脱力感がひどく、横になってしまいました。
下記、ネタバレありなので、まだご覧になってない方は読まないでくださいね〜汗。
この感想はあくまでも私の主観です。
考えはなかなかまとまりませんが、つらつら書いてみます。

ケイト・ブランシェットが「私があの泣き方をしたら、安藤サクラの真似をしたと思って」とコメントしたのを聞いて、一体どんな泣き方なんだろうと、始まる前から興味津々でした。
そして、ああこの泣き方か、というシーンの時、私もそういえばあんな風に泣いたことがあるなあと思い出し、映画とは関係のない感情と入り混じって、もらい泣きしてしまいました。

安藤サクラはインタビューで「産後のだらしない体型をさらしてしまった」というようなことを言っていたけれど、体型も含め子供を見る眼差しや仕草から母性が溢れでていて、もう共感しかなく、とりあえずその夜はトウモロコシを茹でました。

あの小さな女の子は、私の娘と同じ年です。
子役の彼女の自然な姿が演技だか素なんだかわからないくらいに素晴らしく、また現実的に5歳の子が親に殺されてたニュースも重なって、これは映画なんだけど、本当に本当に彼女には幸せになってほしいなあと願わずにはいられませんでした。
まず具体的に私にできることは、当たり前のことなんですが、自分の娘たちを幸せにすることだと再認識させられました。

血の繋がりよりも強い絆で結ばれた家族。
それは愛情なのか、お金なのか、犯罪なのか。
行きどころのない人々が寄り添った、単なるお互いに都合のいい関係だったのか。
最後の最後まで具体的な回答は提示されぬまま、まるで見る人それぞれに委ねるようなエンディングで、悶々とした気持ちのまま会場を出ました。
一晩経った感想としては、きっと、どれも当てはまるんじゃないかな、と。
現実は綺麗事だけではないように、鏡を見せつけられたような映画でした。

本当の意味で愛情を貫き、愛する家族を守ったのは、あの男の子一人なのかもしれません。
そしてその行動は、弱者が必ずしも正義ではないということをも体現したのだと思います。
たとえ愛情いっぱいに育てたとしても、本当の家族から奪い、義務教育を受けさせず、犯罪に手を染めさせたことは、虐待とも言えるのではないか?
彼らにはその自覚はなく、そう接するしかできなかったのだろうけど・・・。
クレジットの一番最初はリリー・フランキーだったけど、振り返ってみると、実際の主役はあの男の子だなと感じました。

ニュースや映画の中の話に見えるけど、それらは常に身近にあって、いつ私もあちら側に行くかもしれない、というような危機感のような思いは幼少の頃からずっと持っています。
私と彼らは紙一重で、特別な世界ではなく、この世に無いものとして否定することはできません。

独身の時はどうにでもなればと好きにやってたけど、子供ができてからは、もう家族を何としても守らないといけない、その一心でいます。
それこそ、食べていけなくなれば、彼らのように人の道に反することをしてでも。
でもそうなりたくないから、そうならないように、背筋を伸ばして生きて行くしかない。

ちょっと話はそれますが、子供ができてからやめたことがあります。
それはお酒。
子供の頃、酔っ払った親や大人を見るのが嫌いでした。
酔うと本心をさらけ出して、荒っぽくなったり、饒舌になったり。赤い顔でだらしない表情で、、、それがとても情けない姿に見えたからです。
私は子供に酔っている姿を見せたくないので、やめました。
もともとそんなに好きでもないし、若い時にあれだけ飲んだので、もういいかなーと。
とはいえ、やけになってこっそり飲んだこと、実は2回あります(笑)。
私にとっては、お酒を飲まないことが、自分を律するための戒めになっています。

あと、表題の手書きの「万引き家族」という字体がとてもいい味を出していて、子役の子が書いたのかな?と思っていたのですが、ミロコマチコさんだと知りました。
ノベライズ版の表紙のイラストは、ビー玉ですね。
こちらもいつか読みたいと思います。

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