私のポートフォリオサイトが他社でテンプレートのように使われていた話
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kunugi designのポートフォリオサイトは昨年の秋にリニューアルしたのですが、以前のデザインの時に、HTML・CSS丸ごと他社のサイトに流用されていたことがありました(泣)。
なんとなく見た目が似ている…というお話ではありません。
下層ページのコンテンツ部分は独自に作られていましたが、トップページや大枠のレイアウトはkunugi designとほぼ同じ。
写真やテキストをその会社の内容に差し替えて作られている状態でした。
私のサイトはテンプレートではありましぇ〜ん!
発覚してから取り下げてもらうまでの経緯を振り返ってみたいと思います。
発覚したきっかけ
普段はあまりマメにGoogleアナリティクスを見ないのですが、久々に確認していた時に事件は発覚しました。
時々、ブログなどでご紹介されていることもあるので、参照元レポートをチェック。
数日前に見知らぬドメインからリンクされてアクセスがあったのを知りました。
何気にそのドメインのサイトを見てみると、私のサイトに見た目がそっくりで、ものすごくビックリしました!
写真やテキストは違うけど、ページ全体の色まで同じです。
HTMLを見ると、私のソースがそのまま使われているようで頭が混乱しました。
私はコーディング時にインデントをしません。コメントの付け方など、自分の手癖はすぐにわかります。
自分のソースと並べて見比べてみると、部分的に改造しているようでした。
呆れたのが、トップページに掲載されている写真のaltが、私のサイトの同じ位置の写真と同じaltになっていました。
そちらの会社には全く関係のない単語なのは確実。おそらく、コーディング時に差し替え忘れたのかと思います。
また、CSSに「kunugidesign」のコピーライトを入れていたのですが、それもそのまま残っていました。
これは確実な証拠になりました。
おそらく、私のURLへのリンクも残してしまっていたのでしょう。
本番環境にアップした後に先方が試しにクリックしてしまって、私のアクセス解析にデータが残ってしまった…と予想されます。
まずは同業者の方や、弁護士さんに相談
同業者の方に対応策を聞いてみたり、弁護士相談窓口に問い合わせて相談にのっていただきました。
フリーランスが相談できる無料の弁護士相談を下記にまとめております。
数カ所の弁護士さんにご相談させていただきましたが、皆さんからのアドバイスに従って、動画などで記録を残しておきました。
先方に連絡する前に、まず専門家のお話を聞き、一呼吸置くことができたのは良かったと思います。
問い合わせフォームから先方へ連絡
SNSも電話番号もわかりましたが、まずはサイトの問い合わせフォームから連絡をいたしました。
返信を待つこと数週間…一向に連絡はありません(泣)。サイトも公開されたまま。
しびれを切らし、二度目の連絡をしました。
その会社はフランチャイズだったので、対応いただけない場合は本部への連絡も検討しています、いつまでにご返信ください、と記載しました。
そうすると数日後、何の連絡もないまま、ひっそりとサイトは削除されていました!
なぜこうなったのかは謎のまま
結果的に返信をいただけないまま解決したので、どういう成り行きで私のサイトを流用することになったのかは全くわかりません。
当時はWordpressで作っていたのですが、そのソースを一式ダウンロードして加工するなんて、ある程度の知識がある方でないと難しいでしょう。
もしかすると、勝手に制作担当者がやったことで、その会社さんも私のサイトを流用して作られていたなんてご存知なかったのかもしれません。
今回のケースは、先方が私のサイトへのリンクを残すというミスが無ければ発覚しなかったと思います。
たまたまあの日、Googleアナリティクスを見ておいて良かった!
フリーランスになって15年ほど経ちますが、その中でも一番忘れられない事件でした。
kunugi design
大阪府在住、フリーランスのWebデザイナー kunugi designと申します。
Webデザイン歴20数年。読書・映画・音楽・お笑い好き。趣味はミシンで服作り。2人の女児を育てる母親です。
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