2019/11/15

Web制作, フリーランス

フリーランスのWebデザイナーとして10年、業界と私の変化

結婚後に会社を辞め、第一子を出産してからフリーランスとして仕事を再開して10年を超えました。
あっという間に10年も経った!といった心境です。
私自身は昔から正社員思考なので、フリーになった頃はいつか再就職をするだろうと思っていました。
我ながらここまで続いたことは不思議だなあと思います。
この10年でWeb業界は大きく進化しました。私自身も何度も環境の変化があり、仕事を続けるにはこの働き方しかなかったというのが実感です。
10年間を振り返ってみたいと思います。
Web業界の傾向は認識のズレがあるかもしれませんが、ご了承ください。。

2009年〜2012年頃

Web業界

スマホの普及が一気に進んだ時期でした。当初はレスポンシブよりもスマホ用のページを作って端末によって切り替えるようなサイトが多かったと思います。リニューアルの目的がスマホ対応という案件も多かったです。
まだガラケーもよく使われていたので、ケータイ向けのページ制作も健在でした。
CMSでは、MovabletypeからWordpressに徐々に人気が移行しました。
一昔前のWebデザイナーと言えばデザインもコーディングも両方が同等に業務範疇でしたが、スマホ対応にJavascriptの動的表現、CMSの普及など、コーディングがより専門的になるにつれ、フロントエンドエンジニア・コーダーさんと分業することが多くなってきました。

私の状況

フリーになって自分の売りはなんだろう?と考えた時に、Webサイトの運用に長年携わった経験ではないかなと考えました。それで、当初は今のように請負中心ではなく、地域密着で中小企業さんのサイト制作や更新などの業務ができないかなあと考えていました。
私の住む地域はまあまあの郊外で、Web制作会社などは全くありません。地域名をキーワードとして設定すると、すぐに上位表示されるぐらいライバルはいませんでした。
でも、地域企業からの問い合わせが全くなかったのです。需要が少なかったんですね。
すぐに大阪や京都の制作会社さんの請負を目標に切り替えました。
実際のお仕事も前職の上司のご紹介から始まったので、私にとってはその方が合っていたのだと思います。
長女はまだ赤ちゃんで、1年ほどは保育園に通わせておらず、当初はもっぱら睡眠時間を削っての活動でした。ですので、デザインだけの単発業務が非常にありがたかったです。
保育園に入園できてから、固定給を確保するという意図で派遣社員としても週2回勤務いたしましたが、フリーランスとの両立は難しく、子供の入院を機に辞めさせていただきました。
仕事を始めたほぼ同時期に、実の両親の介護が始まりました。それでも働き続けるには、フリーランスという働き方しか私に選択肢はありませんでした。
このブログのタイトルは、同じようなフリーランスの女性の方と知り合いたいという思いからつけました。

2013年〜2016年

Web業界

クラウドソーシングの影響でフリーランスや副業が珍しくなくなったように思います。Webライターさんの薄給が話題でしたけれど、Webデザインの価格帯もクラウドソーシングに引っ張られて下がりつつある実感がありました。
レスポンシブ対応は当たり前となり、アプリのUXデザインに特化した企業さんやデザイナーさんが増えたのもこの頃からと思います。
画像はSVG化し、Sassなどコーディングはより複雑となり、Bootstrapのようなフレームワークを使うことが多くなりました。
検索からの導入だけじゃなく、SNSからの誘導も考えないといけない時期になってきました。

私の状況

次女の妊娠出産と、両親の死別や介護、家庭内の問題が大きくあまりお仕事に集中できない時期ではありました。
私のようにママでフリーランス、という状況の方を集めてクリエイティブ活動を行う団体が東京にも関西にもいくつか見つかり、同じ環境であれば働きやすいのではと応募させて頂きました。今も繋がりのある企業さまもありますし、今ではもうWeb制作から撤退されたところもあります。「ママだから安くやりますよ」という売り方では働く方も報われませんから、仕方ないのかもしれません。
お仕事が途切れることも多く、フリーランスを続けることの難しさを感じていました。これは今も変わりません。

2017年〜今

Web業界

デザインの傾向は、よりシンプルに。テクスチャを使うことが激減しました。
Webサイトのレイアウトはさらに自由にワイドになりました。
トップページは一昔前よりかなり長くなり、シングルページもよく見かけます。それにより制作工数も増えました。
Webフォントもようやく普及が始まった気がしますが、私の周りではまだまだPCデフォルトのフォントでデザインすることが多いです。
PC用でもRetina対応できているサイトも増えました。

私の状況

子供の病気や両親の介護が落ち着き、ようやく腰を落ち着けて仕事ができると気持ちを切り替えることができました。
仕事の内容はますますデザインに特化した範囲になっております。10年前より業務の幅は狭まりましたが、得意な分野で精進したいと思っています。
お取り引きさまを増やすことが目下の課題です。
デザインのみでも良いよ、という制作会社さま、フリーのディレクターさまなどからのお問い合わせをお待ちしております!

これから

5G時代になると、ネット環境は考えられないような変化があるのかもしれません。
そもそも、パソコンを開いて、ブラウザでキーワードを検索してWebサイトを見る、という行動自体もなくなるかもしれないなあ、なんて思います。
もうすでに今でも音声や動画やSNS、Webサイトよりももっと直感的な方法で情報を知ることが増えていますよね。

私自身はもう年齢的にも社員で転職することは難しく、このまま出来るだけフリーランスで働き続けたいと思っています。
でも50を過ぎると、この職業自体を続けられるかは自信がありません。業界の進化にフリーランスとしてついていくのはかなり幅広いスキルが必要です。
また、年をとればとるほど、お仕事を発注いただく方の年齢層が必然的に私より随分お若くなります。センスが問われる職種ですから、フリーランスとはいえ年齢の壁は今後大きくなるのではと思います。

まだまだ先のことではありますが、60になっても続けられるような職業を並行して模索しないといけない時期かなと思います。
副業を推奨している企業も増えていますが、フリーランスも同じく、収入源が一つより複数ある方が安心ですよね。
フリーランスの副業として、第二の仕事を見つけるというのが私の今後の課題です。

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